合格してからの道 私的『特上カバチ!』物語

 行政書士試験の合格証が届いてから、私は東京都行政書士会に行き、登録・入会をしました。入会金は20万円で登録料や会費など合わせると30万近く(!!)になります。少ない貯金からなくなく支払いました。ちなみに、一度でも会費を払わなかったら登録抹消になってしまうのでお気をつけください。

晴れて私は行政書士となりましたが、何をしたらよいのかわかりません。いきなり独立開業する勇気もないし、行政書士事務所に入るにしても、表立って求人募集をしているわけではないので、どのようなところがあるのかもわからない・・・。困った私は行政書士会の窓口にいる、定年後風のおじいちゃんに相談してみました。笑顔で答えてくれたそのおじいちゃんは、現在69歳で行政書士事務所を3軒経営しているとのこと。そして、
「行政書士に一番必要なのは何だと思う?」と聞かれ、
何も知らない私は「実力と情熱・・・ですか?」と答えたら、
「ははは。書類の書き方は役所に行けば教えてくれる。一番必要なのは人脈とコネだ。これさえあれば、一生食っていける。君がいま僕に相談したのもなにかの縁。もうすでにここで人脈作りが始まっているのだよ。まぁ、続きはまた明日」と言い、席を立っていきました。
 
(そっか・・・。人脈とコネが大事なのね。あのおじいちゃん、エロじじいでもなさそうだし、笑顔でゴマをすったらいろいろ教えてくれそう。狙いはあのおじいちゃんに決定!)

 そして次の日、またあのおじいちゃんがいる窓口に行きました。お茶と煎餅でもてなしてくれ、行政書士の表の仕事から裏の仕事まで、ユーモアたっぷりに話してくれました。ときには孫や嫁の話がでてくることも。
そしてこの後、取引先の銀行と食事会があるから一緒に行かないかと私を誘ってくれたのです。
タクシーに乗り、着いたのは銀座にある高級料亭でした。そこには、おじいちゃんの息子2名と社員の女性1名、そして大手銀行の支店長など3名がいました。おじいちゃんは私を紹介してくれ、宴会がはじまりました。
もちろん私はお酒を注ぎ、接待する係。昔、学生時代にキャバクラで1年間バイトをしていた経験が役にたったかどうかは、わかりませんが、とにかく笑顔で振舞いました。おじいちゃんは終始ご満悦で、二次会のスナックでは私とデュエットもしちゃったほど。そんなこんなで、もう23時。帰り際におじいちゃんが私にお車代を手渡し、「うちの会社で働かないか。明日の10時に本社に来てくれ」との言葉。

『やったー!就職先ゲット!』

それから私は、あのおじいちゃんの会社で、新米行政書士として働いています。そして嬉しいことがもうひとつ。3ヶ月前からおじいちゃんの息子と結婚を前提にお付き合いを始めました。私がウェディングドレスを着られる日もそう遠くはないみたいです。
行政書士バンザイ!元彼ありがとう・・・。

私が試験勉強でメインに使用した教材→通信講座のフォーサイト